参議院選挙候補予定者(富山県選挙区)への
民法改正に関するアンケート(04年6月):ななの会


以下の項目について、該当のものを選択又はご記入ください。            

1 富山県民の意識調査(H11年富山県女性青年課)で男女の晩婚化の理由の一つに
『兄弟の数が減ったことや一人っ子どうしが増えたために、婚姻による改姓が障害となって
いる』が、10%強あります。もし、貴方が一人っ子どうしの結婚に直面したと仮定し、よく話し
合った結果、どうなさるでしょうか。
□夫の姓にする
□妻の姓にする
□どちらかが通称(旧姓)使用にする
□事実婚(婚姻届をださない結婚)にする
□答えられない
2  民法(婚姻・親子関係などに関する事項)を改正すべきだと考えますか。
□考えている 
□考えていない
3  以下の事項で改正すべきだと考えるものを選んでください。
□婚姻年齢を男女とも18歳にする
□選択的夫婦別姓制の導入
□非嫡出子の相続が嫡出子の2分の1と規定されている条項の廃止
□再婚禁止期間を現行の180日を短縮する(法制審案は100日)
4  女性差別撤廃条約の批准国に対する 国連の女性差別撤廃委員会第29会期(2003年
7月)の日本政府レポート(第4次および第5次)審議報告書(JNNC訳)についてお尋ねし
ます。
 この報告書の中に日本政府に対して『民法の中の差別的な条項を削除し、立法や行政
実務を,条約に適合させることを求める』とあり、夫婦同姓の条項も含まれます。更に条約
の『選択議定書の批准』が要請されています。そこで、選択的夫婦別姓制の導入や『選択
議定書の批准』について、どうお考えでしょうか。
□賛成する
□時期尚早である
□反対する
5 3に書いてある事柄以外に民法の中で改正すべき点があれば教えてください。
6 民法改正や男女共同参画社会づくりに関するご意見などありましたらご記入ください。
                                   
                                ご記入ありがとうございました。
※ななの会は富山県を中心に選択的夫婦別姓を推進している市民グループです。

富山県参議院選挙立候補予定者の 「民法改正に関するアンケート」回答

                     ななの会(選択的夫婦別姓の会・富山)                       2004年6月1日〜6月12日実施                       2004年6月15日発表 谷林 正昭 (民主・57歳)
1.答えられない 2.無回答 3.無回答 4.時期尚早

河合 常則(自民・67歳)
1.当事者間で決定することである 2.考えていない 3.無回答 4.時期尚早

上田 俊彦(共産・50歳)
1.通称使用 2.考えている 3.選択的夫婦別姓、非嫡出子差別、再婚禁止期間 4.賛成

小川 晃(社民・64歳)
1.当人同士の意思尊重 2.考えている 3.選択的夫婦別姓、非嫡出子差別、再婚禁止期間 4.賛成 5質問3の他に民法の中で改正すべき点 ・離婚後の財産分与は夫婦同等にあつかうこと。
 5年以上の別居を裁判上の離婚原因とするのでなく個々の事情に応じて判断する。(上田) 6民法改正や男女共同参画社会づくりに関するご意見 ・個人の身上や生き方に関わる問題は多数決で決めるべきではないと思います。(谷林) ・男女共同参画社会の推進は当然のことであり、今後とも積極的に推進したい。(河合) ・DV法を生かし、国・地方自治体の責任による被害者の保護、自立の支援。  女性が正当に評価される、又安心して働くことのできるルールの確立。  女性専用外来や女性専用相談窓口の開設と充実をはかる。(上田) 「回答まとめ」(ななの会) このアンケートにご協力をいただいた皆様に感謝申し上げます。 まず、質問1に関して、立候補予定者の方が回答の選択に苦渋されたと察したのは
私たちの穿ちすぎでしょうか。婚姻後の姓に悩む当事者の選択肢を増やす意味で私たちは
民法の選択的夫婦別姓制の必要性を強く感じました。出自の姓を名乗ることが
出来れば結婚する人が増える可能性も大きくなります。 質問2以下については様々な意見がありますが真摯に答えてもらいありがたく思って
います。今後のななの会の活動に生かしていきたいと思います。


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